片桐舞子と河井純一 a.k.a. NAUGHTY BO-Zからなるユニット、MAY'Sが7ヶ月振りとなるシングル『BONDS』を発表。ポップさに磨きをかけた表題曲をはじめ、これまでのMAY'Sのイメージを更新する意欲作となっている。本稿では 新作に収録された"ONE LOVE~幾千の星降る夜をこえて~"(彼女たちの代表曲でもある"ONE LOVE~100万回のキスでアイシテル~"のセルフサンプリング楽曲)で共演したラップグループFALCO&SHINOを迎えて対談を敢行。本人たち曰く"妙な師弟関係もしくは兄弟関係"という2組ならではのインタビューをお送りしよう。(文/高橋圭太)
2組はいつ頃、どのような形で出会ったのか教えてください。
| FALCO |
えーと、いつ頃でしたでしょうねぇ。俺らがまだ大学生の頃だったような気がしますね
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| 片桐舞子 |
そうだそうだ。彼らがまだ大阪をベースに活動してた頃に会って。MAY'Sで大阪にライブをしに行ったときに知人の紹介……だったんだよね(笑)?
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| SHINO |
うーん……
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| NAUGHTY BO-Z |
全員曖昧だなぁ(笑)。でも、その後に僕らの1stシングルに収録されている"Rock With U"という曲に参加してもらっていて
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| FALCO |
そのレコーディングの前にはじめて東京タワー見たんですよ。で、そんなフワフワした感じで録音しに行って。完全におのぼりさんでしたね(笑)
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じゃあ、出会った当時の印象は?
| NAUGHTY BO-Z |
はじめ2人のこと年上だと思ってたんだよね。若くはないと思ってた。というのも彼らのラップって王道というか、古き良きラップ・スタイルじゃないですか。その形って初対面の頃からブレてなかったから、けっこう場数踏んでるんじゃないかなっていう勝手な印象があったんだよね。だから年齢を聞いたときに"若っ!"って思った
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| 片桐舞子 |
たしかに。わたしはライブ観たり、もらったデモを聴いたりして、素直に"なにか一緒にやりたいな"って思ってましたね。話してみたら面白いひとたちだし、"あっ、これは仲良くなれそう!"って
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| FALCO |
ありがたいですねぇ。俺らって当時は深夜帯のクラブイベントしか出たことがなかったので、メジャーでやってるようなアーティストと喋る機会がなかったんですよ。そういう意味でははじめて接点を持ったメジャー・アーティストがMAY'Sで。第一印象は"めっちゃ気さくなひとたちやな"って感じですね。レコーディング誘ってもらったときも、だいぶリラックスした雰囲気でやらせてもらって。こちらとしては"よろしくお願いします! 姉貴、兄貴!"って感じなんですけどね
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| 片桐舞子 |
その頃から妙な師弟関係が生まれたよね(笑)。師弟っていうか兄弟関係というか
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2組はプライベートでも会ったりします?
| SHINO |
そうですね。僕らが東京出てきてからはかなり仲良くさせてもらってます。こないだも焼肉に連れて行ってもらって……
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| 片桐舞子 |
いや、2人の食べっぷりがすごくいいんですよ!
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| NAUGHTY BO-Z |
そうなんだよね。だからこっちも"食べろ、食べろ"って、親戚のおじさんみたくなっちゃうんだよな。気持ちよく奢らされていく、みたいな(笑)
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| 片桐舞子 |
奢り甲斐のある後輩(笑)。いちいちリアクションがね、"うっまいっすねぇ、コレ!"みたいな(笑)
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| FALCO |
いや、でも本気でうまかったんですよ! 食べて"あぁ、もうここで死んでもええわぁ"って思ったくらい
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| NAUGHTY BO-Z |
そうそう、そんな感じ(笑)。あのときはどんな話したっけ? でもあんまり真面目な話はしないよね
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| FALCO |
というか、これまでもそんなに真面目な話をしてないっていう(笑)。確実に仕事の話はしないですよね。おいしいお店を訊いたり、趣味の話をしたり。音楽にまつわる話はほんまに時々するくらいなんですけど……それがメチャクチャいいこと言ってくれるんですよ! アーティストとしての意識の持ち方だったり、今後の方向性だったりをポロッと言ったりするんですね。ファルシノに対しても"やりたい軸はブレないようにしないと。そこがブレてしまったら言い訳してしまうでしょ。そこは自分たち次第だから"ってめっちゃイイ話をしてもらって
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| 片桐舞子 |
全然覚えてないなぁ(笑)
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| SHINO |
いや、ホント勉強になりましたねぇ
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| NAUGHTY BO-Z |
次はなに食べたい?
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| 一同 |
(笑)
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| FALCO |
ここでMAY'Sの株を上げると、またおいしいご飯に連れて行ってもらえるという(笑)
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ハハハ。では今日はMAY'Sの褒め殺し対談ということで(笑)。でもファルシノの2人はメジャーでステップアップしていくMAY'Sをずっと近くで見てきているわけですよね。
| SHINO |
そうですね。そもそもメジャーの最初期から活動を見させてもらっているので、ひとつひとつが勉強になりますよね。こういうときにはこういうスタンスで向かっていくのか、っていう姿勢から音楽観まで、後輩としては先輩の背中を見ながらやっていこうっていう気持ちです
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| FALCO |
背中を見ながら、っていうのはあるね。2人は言葉ではなかなか言ってくれませんから。その背中からなにを盗めるかっていうのはいつも考えてますね。なかなかそういうひとっていませんからね
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MAY'Sのお2人は若干照れ気味ですが(笑)、今回のシングル『BONDS』内に収録されている"ONE LOVE~幾千の星降る夜をこえて~"ではファルシノを迎えて制作されていますが、そもそもの経緯は?
| FALCO |
これ、俺が言っちゃっていいですか? そもそも今回の楽曲以前に元になるMAY'Sの"ONE LOVE~100万回のキスでアイシテル~"という曲があって。その制作中に俺らも遊びに行ってたんですね。そのときに録っていたのがストリングスの部分で。レコーディング中も感動したんですが、その後のライブでその楽曲を披露したときに録音されたストリングスの美しさにまた"うわっ!"って感動して。その日に純くんに"あのストリングスをループさせて1曲仕上げてください!"ってお願いしたんです。それからはライブでその曲をやるたびにしつこくお願いしましたね。そしたらある日、純くんが"ちょっと聴いてみて"ってトラックを持ってきて。それが"ONE LOVE~100万回のキスでアイシテル~"のリミックス、今回の楽曲のトラックだったんです。俺は"ヤバイですね! これどんな感じでやるんですか?"って聞いたら"MAY'Sとファルシノでやるから準備しといて"って。めちゃめちゃ嬉しかったですね
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| NAUGHTY BO-Z |
そこまで言われてたらファルシノ呼ぶしかないじゃんね(笑)。ホントに会うたびに言われてましたからね。ぼくに聞こえるような独り言で"あのストリングスの部分でループしたら……ええやろなぁ"みたいな感じで(笑)
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そして念願の楽曲の制作に向かうわけですが、リリックはどのように?
| 片桐舞子 |
まずわたしたちが2人にした発注は原曲のラブソング要素を活かして、ファルシノらしい"ONE LOVE"を歌ってもらいたいということですね
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| NAUGHTY BO-Z |
ファルシノはこれまで恋愛をテーマにした楽曲が少ないイメージがあったので、単純に聴いてみたいなというのがあって
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| SHINO |
プリプロの時点でいくつかパターンを持ってきましたね。けっこういろんなアプローチを試しつつ、最終的には思いっきりファルシノらしい暴れかたができた曲なんじゃないかなと
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| FALCO |
ビートがかなり王道なヒップホップな感じなので、いろいろ遊びたいなとは考えてましたけどね。それこそ舞子さんにもラップしてもらったり。あの部分、ギリギリまで嫌がってましたよね(笑)?
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| 片桐舞子 |
"ホントにやるの?"って言ってね(笑)
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| SHINO |
でも、あそこはすごいカワイイ感じになりましたね
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| 片桐舞子 |
まぁ、あれはあれで新しい試みだったということで。でもそういう新しい試みをしていくというのはMAY'S自体の課題でもあるから。今回のシングルでもそういった新しいチャレンジというのはたくさんしていて。それでいて多くのリスナーが共感できることをやっていきたいですよね、これからも
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なるほど。では最後にお互い先輩、後輩へのアドバイスやメッセージをお願いします。
| FALCO |
先輩の背中を見ながらも、やっぱり俺らは俺らなりの方向性を打ち出したいなと思っていて。MAY'Sの2人はもうすでにMAY'Sって山を登りきって、その山をどんどん高くしていっていて。じゃあファルシノも同じ山の頂上を目指すかっていうと違うじゃないですか。その山を登っても結局MAY'Sが頂点にいるわけで。だから俺らはファルシノにしかできないことをやって、自分たちなりの山を作っていきたいと思いますね
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これだとあまりにも上手くまとまった感じがいやらしいので(笑)、最後に先輩から後輩へのダメ出しをお願いします。
| 片桐舞子 |
うーん、でもあんまりダメ出しするところってないよね?
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優しい先輩ですねぇ。
| 片桐舞子 |
でも、まだ2人には自分たちが気付けてない魅力がたくさんあって。それを自分たちで気付けるようになってステップアップしていってもらいたいなって思いますね。具体的には……あんま言わないようにしよ(笑)
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| NAUGHTY BO-Z |
でもインディーの頃から持ってる無邪気さみたいな部分はこれからも忘れないでもらいたいですね。それはファルシノらしさとイコールな気がしてて。だから焼肉に連れて行って"あぁ、そこそこうまいっすねー"くらいのリアクションしかできなくなったら終わりでしょ(笑)
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| SHINO |
いやいや、これからもおいしいご飯連れて行ってください!
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| FALCO |
よろしくお願いします!
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